犬と歩む人生を考える 夏やすみ介助犬ワークショップ@きらら鎌倉

実施日
2024年8月28日(水)

8/28(水)きらら鎌倉にて「犬と歩む人生を考える 夏やすみ介助犬ワークショップ」を開催しました!
小学4~6年生、中学生が対象で、皆さん介助犬との触れ合いを楽しんでくださいました♪

講師は、社会福祉法人 日本介助犬協会さん。
「人にも動物にもやさしく楽しい社会をめざして」をモットーに、【介助犬訓練事業】【人と犬をつなぐ取り組み】【普及啓発・広報活動】など、SDGsの達成に向けて様々な取り組みをされています。
今回講師としてお越しいただいたのは、広報活動のお仕事をされている後藤さん・板谷さん・そしてPR犬のりんごちゃんです。

介助犬として活躍している犬種は、ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバー、その2種類ミックスが多いそうです。今回お越しいただいたりんごちゃんはミックスで、とても愛らしく良い子でした!健康で人が好き、作業が好き、どこでも寝られる犬が介助犬に向いているそうです。

講座は、①講話・映像を通して介助犬の役割を知る ②デモンストレーションで実際に介助犬が働く様子を見る ③グループワークで優しい社会について考える の3パートで構成しました。それぞれご紹介していきます!

①講話・映像を通して介助犬の役割を知る

まず、介助犬とは一体何?からご説明いただきました。
介助犬とは、手や足に障がいがある方の手助けをするために特別な訓練を積んだ犬のことを言います。盲導犬が目の不自由な方の目となって障害物や曲がり角の存在を知らせるように、介助犬は肢体不自由者の手足となり、日常生活における動作の補助をします。

そんな大切な役割を担う介助犬ですが、現在日本で活動しているのはなんと59頭しかいないそうです。介助犬を必要としている方はたくさんいると言われており、もっとたくさんの方に介助犬の存在を知っていただきたいな、と感じました。
ちなみに全国で最も多いのは、東京都。そして神奈川県は全国で2番目に多い県ということで、中には「実際に介助犬を街で見たことがある」というお子さんもいらっしゃいました。

ほかにも、
・介助犬が育つまでの訓練の様子
→国の厳しいテストに合格する必要があり、育成に250万円もの費用がかかる。
・どんな役割をしているのか
→受話器を取る、駐車券を取る、冷蔵庫の飲み物を取るなど多種多様!
…など、沢山のことをクイズや映像を交えながら楽しく学びました。

②デモンストレーションで実際に見る
介助犬を訓練する様子や、コミュニケーションを取る上でのポイントなどを実演してもらいました。

介助犬は、とにかく褒められることが大好き!正しいことができたときは思いっきり褒めてあげる、間違えてしまったときは褒めない、とすることで「あれ?褒めてもらえないな?間違えちゃったかな。」と成長していくそうです。

ほかにも、冷蔵庫の中身を取る、携帯電話を部屋の中から探す、車椅子を使っている人の靴下を脱がせるなど、様々な生活シーンでユーザーを助ける様子を見ることができました。

③グループワーク
ここまで学んできたことをもとに、「みんなに優しい社会ってなに?」をテーマにグループで話し合ってもらいました。

「街で困っている人がいたら声をかけてあげたい」「落とし物をした人がいたら一緒に探してあげたい」「介助犬を連れている人がいたら困っていることがないか見ていてあげたい」などたくさんの意見が集まっていました。

介助犬と実際に触れ合いながら、様々なことを学んだ本講座。子ども達が「みんなに優しい社会」について考え、今後行動するきっかけになれば良いなと思います。

これからも鎌倉市生涯学習センターでは、より良い社会の実現を目指し、様々な講座を開催していきます。ぜひご期待ください!

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