避難訓練ウォーキング@きらら鎌倉

実施日
2024年6月1日(土)

6/1(土)きらら鎌倉にて、防災イベント「避難訓練ウォーキング」が行われました。
毎年この時期になると台風の予報が出てきますが、この日は我々の不安をよそに
快晴に恵まれた日となりました。

今回講師を務めて頂いたのは鎌倉市総合防災課の郷原さん、髙橋さん。
最初に防災課の方から簡単なご挨拶、そしてプロジェクターに鎌倉市役所のHPを映しながら
「ここにこんな資料がアップされています」という説明をしていただきます。
防災課のホームページには「かまくらわが街マップ」、「鎌倉市防災情報マップ」「津波防災情報マップ」など
有事の際に役に立つ地図が複数アップされており、ダウンロードして使うこともできるそうです。
(※マップ自体は防災課に行けば頂くことができますが、在庫がないこともあるので
すぐ欲しい方はHPからダウンロートしてお使いくださいとのこと。)

そして早速グループワーク。
きらら鎌倉を出発地点として、
①妙本寺②鶴岡八幡宮に避難する際、どういったルートで通るのが最善か?というのを皆さんで話し合って頂きます。
この二カ所は、防災課のご提案を受けて決まりました。
なぜかというと、妙本寺は、きらら鎌倉(小町1丁目)の最も近い「津波来襲時緊急避難建物」として
指定されている建物であるということ。
そして代表的な高台にある建造物として鶴岡八幡宮を選びました。

参加者の皆さんは机の上の大きな白地図を指さしながらご自身の体験や意見を交えつつ、
同じ席の方と話し合い講師の方にも質問しながらグループワークは進んでいきます。
今回の参加者の方の中には鎌倉が長く博学な方もいらして盛り上がっているグループもあり和気あいあいとした雰囲気でした。
30分ほど経過し、地図にカラーペンで道筋が書き込まれた頃合いを見計らって、
実際に妙本寺まで歩いてみましょう!ということで小休憩を挟みいざ妙本寺へ。

ほんの7~8分ほどで妙本寺に到着。
防災課の方から実際歩いてみていかがでしたか?と問いかけがあり、それに対して
参加者の一部からは「意外と近いんですね」などの声が挙がりました。

一度きらら鎌倉に戻り、水分補給をしたのち、11:00すぎ八幡宮へ出発。
だんだん気温が上がってきて汗ばむ陽気の中、八幡宮に向かいます。

途中、八幡宮まであと少しというところで防災課の方から
「ここまでが津波到達予想地点です」
とご説明が。
観光客も地元の方もよく通るこの道の途中にレッドゾーンを抜けるポイントがあったんですね。
海からかなり離れないと津波到達予想地点を脱することができないのか、と新たな発見がありました。

そして八幡宮に到着。
八幡宮内にある保育園の前の池で集合し、最後に防災課さんからのお話。

「今日はいかがでしたか?
地図でみたり、話を聞いたりするのとでは実際違った印象だったと思います。
帰宅してからも地図や資料をみながら考える時間をもっていただけるとありがたいです。」

帰り際、講師の方にご質問されている方もいらっしゃいました。
地図上で避難経路を見ていた時は
「もし津波がきたら八幡宮まで逃げればなんとかなるだろう。」と
安易な気持ちで考えていました。
ですがいざ歩いてみると、
「妙本寺に向かう途中の道には川があって海からの波がくる可能性がある。」
「八幡宮は広くて山につながる道もあるが、向かう途中で車と人が混雑して前に進めないのでは?」
など、実際歩いてみたからこそ考えさせられることが沢山ありました。

防災は答えのないもの。だからこそ何かあったときのために自分の中に
防災のヒントやアイデアを沢山ストックしておくことが大切だと感じました。
今日参加された方がこの講座を受講したことで、日々の備え・防災意識を見つめ直すきっかけになればいいなと思いました。

参加された方からは
「いざというときの道路上のチェックポイント(手がかり)を知ることができた。」
「知らない場所も行ってみたいです!」
とのお声を頂くことができた今回の講座。
きらら鎌倉では引き続き防災に関するイベントを企画していく予定です。
これからもきらら鎌倉の講座にご注目ください!

企画・運営:指定管理者 鎌倉CITYパートナーズ

一覧に戻る