大好きチョコレート!手作りチョコレートを親しい人に贈ろう@きらら玉縄
- 実施日
- 2024年2月4日(日)
先日きらら玉縄で行われた、講座「大好きチョコレート!手作りチョコレートを親しい人に贈ろう」のレポートです。
きららの各学習センターには集会室のほかに美術創作室(きらら鎌倉・腰越)や和室(きらら鎌倉・腰越・深沢・玉縄)、料理実習室(きらら腰越・深沢・玉縄)があるのはご存じですか?
今回はきらら玉縄の料理実習室を利用して、子ども向け講座を開催しました。講座は「プロのシェフからチョコレートの美味しいレシピを教わりながら調理をし、作ったチョコレート菓子をラッピングしてプレゼントする」という、内容が盛りだくさん!みんな笑顔で楽しんで参加してくれました‼
講師は鎌倉市内の名店「パティスリーMIWA」のオーナーシェフ、三輪さんです。三輪さんが子どもたちでも簡単にできるレシピを考え、「生チョコ」と「チョコクランチ」の2種類を教えてくださいました。調理の前には「チョコレートについて」をお話ししてくださいました。カカオの実からどのようにチョコレートができるのか、「カカオ豆」や「カカオニブ」を見せてくださり、試食もさせてもらいました。「にがっ!」「カカオニブは食べられる」など、初めて見る食べ物に驚いていました。
調理が始まり、まずシェフが一通り作りながら説明してくれました。その都度、子どもたちからは「すごい!」「(チョコの)色が変わった!」「これだけでもおいしそう!」と声が。シェフは手早く、でも丁寧に、調理の変化を子どもたちに伝えながら進めます。あっという間に「生チョコ」、続いて「チョコクランチ」が完成しました。あとは冷やすだけとなり、今度は子どもたちの番です。
二人1組で自分たちの分を作ります。二人で役割分担しながら、協力して調理していきます。もちろん“今日初めて会った”学校も学年も違うペアがほとんどです。最初は緊張しながらも「何年生?」などと質問しながらすぐに打ち解けた様子でスムースに調理が始まりました。
「生チョコ」ではチョコレートを溶けやすくするために「湯せん」(レシピには無い工程)を行いました。「熱しすぎてもいけない」、「うっかりチョコレートに湯が入ってもいけない」と、シェフからの説明があったので、子どもたちは「熱い、どうしよう」「これ(ふきん)を使ったらいいよ」「もう溶けるかな」とペアで話したり、スタッフに聞きながら手早くチョコレートを溶かしていきました。温めた生クリームを入れてさらに混ぜていくと、チョコレートにつやが出てきれいな色になってきました。バターを加えて「生チョコ」の完成です。バットに流し入れて、冷凍庫で冷やしました。
続いて「チョコクランチ」の調理です。湯せんしたチョコレートに「フィアンティーヌ」という今まで使ったことのないサクサクしたクッキー生地のような食材を使いました。溶かしたチョコレートに加えよく混ぜ合わせます。程よい温度になれば固まるようにシェフのレシピは考えられていて、調理が初めての子どもたちでも着々と完成に近づいていきます。一人につき8個分をスプーンで型に詰めて冷蔵庫で冷やします。
冷やした「生チョコ」は自分たちでカットし箱に詰めました。生チョコはなめらかで、常温にもどるとすぐに柔らかくなってしまいます。3㎝角に切るのが大変でしたが慎重にカットしました。また「チョコクランチ」は型から1個ずつ取り出し、アルミホイルで包みました。
次はラッピングについて教わります。
講座では「ラッピングまで仕上げてプレゼントにする」ことが調理以外の大きなテーマでした。このラッピングについてもシェフから、海外ではよく用いられる「ペーパーナプキン」を使った方法を教えてもらいました。生チョコの入った箱をペーパーナプキン(3枚重ね)で包み、まとめた四隅のペーパーを一枚ずつはがしフリルにし、リボンで留めます。みんな苦戦しながらもラッピングができました。「チョコクランチ」は透明な袋に入れ、リボンで留めました。講座が始まる前に「誰にプレゼントするか考えてきたの?」と聞いた時には「自分で食べるー」「あげなーい」とおどけていた子どもたちも、カードにメッセージを書いたり「このリボンの方がいいかな」と、思い思いに工夫しながら上手に仕上げていきました。
3時間の講座はあっという間に過ぎました。最後にシェフから「どうだったかな?上手にできたかな?」「調理は手順を守ってやれば、美味しいものが作れるよ」と優しい言葉をいただき終了となりました。
今回の講座ではチョコレートの材料はもちろん、ラッピングの箱などもシェフの三輪さんのご好意でたくさんのご協力・ご提供をいただきました。また、三輪さんの関係者の山形さん、伊藤さんに各テーブルにサポートに付いていただいたことによって、滞りなく工程が進みました。ご協力ありがとうございました。
終了後のアンケートでは「おいしいチョコが作れて大満足!」「作るコツがわかった」「本当のパティシエさんから教わって満足!たのしかった‼」という声が多く、笑顔が多い講座になりました。
今回の会場となりました料理実習室には、お菓子や料理作りに必要な道具や食器などが豊富にそろっています。
お知り合い同士で調理をしてみたい、子どもたちとお菓子作りをしたいなど、ぜひご活用ください。
以上、レポートでした。
鎌倉市生涯学習センターでは、皆さんに楽しんでいただけるような講座・イベントを企画しています。きららホームページをご覧いただき、ぜひご参加ください。https://kirara-kamakura-city.jp/event/